海外旅行では現地の法律にご注意を! アメリカ・ヨーロッパ編
2015-05-12 20:58
弁護士法人田中ひろし法律事務所
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
こんにちは、田中ひろし法律事務所です。
連休は終わりましたが、まだまだお休み気分の方も
多いのではないでしょうか。
今週も前回に引き続き、海外旅行で気をつけたい
外国の法律・条例についてご紹介します。

◇アメリカ
アメリカでは州によって法律が異なることは有名ですね。
(国の法律を連邦法、州の法律を州法と呼びますが、
詳しい説明は今回は置いておきます。)

・サボテンを折ってはならない(アリゾナ州)
 サボテンはアリゾナの名物だからでしょうか、
 無断で伐採すると懲役刑を課せられることもあります。

・歩行中の携帯電話の使用(ニュージャージー州)
 違反となるのは、歩きながら携帯電話を使用し、
 かつ信号無視をしたり横断歩道のない場所で道路を渡ったり
 した場合とのことです。いわゆる「ながらスマホ」ですね。

・地下鉄で飲酒をしてはならない(ニューヨーク州)
 ニューヨークの地下鉄というと、
 日本人工業デザイナー・宇田川信学氏デザインの車両を導入して
 格段に治安が良くなったことが話題になりました。
 観光ついでに地下鉄に乗ってみたい、と思う方も増えたのでは
 ないでしょうか。
 飲酒のほかに、座席に足を置くなどのマナー違反で罰金となる
 ケースもあるようです。
 乗車される際は気をつけてください。

◇ヨーロッパ
・スペイン広場では飲食禁止(イタリア・ローマ)
 名画『ローマの休日』のように広場でジェラートを食べることは
 できないんだとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スペイン広場_%28ローマ%29

・サンマルコ広場でハトに餌をやってはならない
 (イタリア・ヴェネチア)
 こちらも観光客がついついやってしまいそうなことですね。
 日本円にして数万円の罰金となる可能性もあるとは、
 なかなか厳しい!と思われる方もいるかと思いますが、
 サンマルコ広場では以前はハトがつついて建物が傷ついたり
 フンで汚れたりして、掃除や修復で莫大な費用が
 かかっていたそうです。

・女王・国王の肖像切手を上下逆さまに貼るのは
 国家への反逆とみなされる(イギリス)
 外国に行って、現地のポストカードに現地の切手を貼って
 日本に送るのが習慣、という方もいるかと思います。
 切手の向きには充分に注意しましょう。

・女性のパンツルック禁止(フランス・パリ)
 こちらはなんと200年も前にできた条例で、近年になって
 ようやく見直しがされているとか。
 当然、いまどき守っている人はほとんどいませんし、
 取り締まりもされていません。
 改正も廃止もされないままの時代遅れな法律は、
 意外とあちこちの国にあるようです。

アメリカ・ヨーロッパ編は以上です。
今回は、海外旅行で気をつけたい、という視点で
ピックアップしましたが、他にも、Googleなどで
「海外 おもしろ法律」などのキーワードで検索すると
「どうしてこんなことをわざわざ禁止したんだろう?」
と思うような法律や条例がたくさんヒットしますよ。

こちらは今回の記事を書くにあたって参考とさせていただいたページです。

「え?何言ってんの?」世界の変な法律まとめ - NAVER まとめ 

電車の居眠りで罰金約9000円?知らなかったでは済まされない、世界のびっくり罰金刑とその理由 - NAVER まとめ 

いまとなってはおかしな法律でも、最初につくられたときには
それなりの理由があるものです。
法律の由来を調べてみるのも面白いかもしれません。
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
検索
キーワード

カテゴリ
女性弁護士のBlog (2)
田中ひろし法律事務所のBlog (9)
月別アーカイブ
2015年5月 (2)
2015年4月 (4)
2014年4月 (2)
2012年11月 (1)
2012年9月 (1)
2012年7月 (1)

友人に教える
お問い合わせ

ホーム
上へ
弁護士法人田中ひろし法律事務所

弁護士法人
田中ひろし法律事務所
このサイトは携帯電話向けサイトです。
携帯電話でご覧ください。